甘いものをやめたいけどやめられない
当院に通われている患者様からこんな相談を受けたのでちょっとお話します。
質問の内容はこうです。
「先生、ダイエットしようとして糖質を控えようと思っているのですが、なかなかやめられないんです。どうしても食べたいときは糖質オフのものを選んで食べているんですけど・・・。」
この悩み、ダイエットしたことある方なら誰でも経験あるのではないでしょうか?
わかります、私もそうでしたから。
お肉とか脂っこいものはすんなり止められるのに、なかなか甘いものはやめられないんですよね。なぜでしょう。
これにはちゃんとした理由があるんです。
ヒントは糖質オフというところあります。
どうしてシュガーフリーなのか
少しでも糖質を抑えたい、でも甘いものがなかなかやめられない。
そこで最初に行き着くのが、「シュガーフリー」「ゼロシュガー」の製品ではないでしょうか?この触れ込みで売っているものには砂糖はほとんど入っていません(実は少量含まれることもあります。基準があるそうです。)
でも、すんごく甘く感じますよね。砂糖を使っていないのに。
シュガーフリーぼ製品は砂糖の代わりに人工甘味料を使って甘さを出しているんです。
しかもカロリーオフ!糖質ゼロ!ものによっては特定健康保健用食品なんていうお墨付きです。
でもちょっと待って、この砂糖の代わりに入っている何かが甘いものをやめられなくしてしまっているかもしれませんよ。正直言うと砂糖より性質が悪いものです。
人工甘味料がなぜ恐ろしいのか
人工甘味料の恐ろしさはどの辺りから来るのでしょうか?
まず1つ目
自然界のものではない!
自然界のものではないというと頭に思い浮かぶのがマーガリンですね。
これと同じく、人の手が加わったものになります。体にとってものすごく負担になるのでとてもじゃないけどお勧めできません。
2つ目
砂糖の約600倍の甘さがあるので舌が鈍る!
人工甘味料はとても甘いです。その甘さなんとものによってですが600倍の甘さを誇ると言われています。あまり人工甘味料の甘さに慣れてしまうと普通の砂糖の甘さでは物足りなくなってしまいます。糖質摂取が増えてしまい、結果として太ることにつながります。
3つ目
シュガーゼロがトクホとして売られている!
特定健康保健用食品、略してトクホですが健康なものだけ売っているわけではありません。実際健康そうだという理由だけでトクホ認定されているものもあります。
人工甘味料は、今の所実害は出ていませんが健康なわけではありません。
みなさんちょっと騙されないように注意してください。
人工甘味料はなかなかに厄介です。
なるべく控えることをお勧めします。