手術しなくてもヘルニアは治るの!?
単刀直入に申し上げて、答えは「YES!」治ります。
もちろん手術が必要な場合もありますが、殆どのヘルニアという状態は時間が経てば自然と消えてくれます。
そもそもヘルニア状態とは、痛みが出ていようが出てなかろうが椎間板の中身が飛び出してしまっている状態のことをいいます。ちなみにこの椎間板から飛び出た中身は髄核(ずいかく)と言います。
この髄核、成分の殆どが水分とコラーゲンでできています。飛び出した髄核は時間が経つと水分が抜けてしぼんで小さくなっていきます。水分が抜けた髄核の残りカスは、身体の免疫細胞でもある「マクロファージ」が異物として判断し、綺麗に掃除をしてくれます。
この身体の作用により、椎間板から飛び出た髄核は綺麗に無くなり、元の状態に戻るというわけです。髄核が神経を圧迫して炎症が起こっていた場合はそこが解放され、炎症が徐々におさまり症状が回復していきます。
本来であればこれでヘルニアは解決なんです。が、痛みや痺れといった症状が残ってしまうこともあります。これは一体どういうことなのでしょうか?
ヘルニア治っているのに、症状が残るのはなんで?
お医者さんから、「ヘルニアはほぼ引いているねー」と言われたけど痛みは残っている。ヘルニアを患われた方はこういう方が多いはずです。
「ヘルニアは治っているのにどうしていたいんだろう・・・」と考えてしまいますよね。その痛み、もしかしたら筋肉のバランスの悪さが影響しているかもしれませんよ?
筋肉のバランスが悪くなる要因で最も大きいのは、ヘルニア症状があるときにそれをかばって生活していたので他のところに負荷がかかってしまい、腰痛症状が残ってしまっているということが考えられます。
ヘルニアが治っても腰痛になる方は、そういう理由がほとんどです。
この辺は個々の生活スタイルが大きく影響してくるので、人それぞれ原因は違います。食事・睡眠・運動・仕事・・・生きているといろんな負荷が筋肉に関わってきます。
人それぞれ生活スタイルが違うので、どの筋肉に大きな負荷がかかってくるかも違ってきます。
普段から身体のケアは何をしていますか?ちゃんと使った筋肉を休ませてあげられてますか?ストレッチできてますか?
これやってるのとやってないでは大きく差が出てきますよ!
身体に負荷は常にかかってきますからね!
どういうケアをしたらいいかなどはまたどこかでお話しいたします。